来院のきっかけ
山手にお住いの50代男性 Oさん
初めて来院されたのは昨年11月中頃でした。
15年前に腰椎椎間板ヘルニアと診断されたものの手術するほどではないと言われ、これまで腰痛と右足の痺れと付き合ってこられましたが、昨年10月頃から痛み、痺れが酷くなりお好きなゴルフもできなくなったと来院されました。
検査
検査としてはやはり「腰椎に問題あり」とでましたが、骨盤の検査も陽性を示しています。姿勢分析では「脳脊髄液の流れに問題あり」でしたので、ヘルニアだけでなく、何らかのストレスと、体のバランスがかなり崩れていることも症状を悪化させているようでした。
腰椎を触診すると腰椎の5番にヘルニア特有の痛み方が出ていますし、大腰筋も硬く強い痛みがあります。
施術
まずは全身の骨格と筋肉を整える施術を行い、ブロックを使用して腰椎を調整しながら右足痺れをとる施術を行っていきます。その後、骨盤の矯正です。
また、ヘルニアになっている腰椎の5番の痛みをとるのはブロックだけでは時間がかかるため、痛みのない特殊な手技で矯正します。 最後に自然治癒力を高めるために頭蓋骨の調整を行い終了です。
施術終了後、Oさんにお体の状態を確認していただくと右足の痺れは全く無くなり、腰の痛みは半減したとのことです。
経過
これまでに治療としては6回施術させていただきました。
施術の間隔はお仕事の都合で1週間後だったり2週間後だったりしたのですが、改善は順調に進み、検査は2回目で「骨盤に問題あり」に、4回目に「脳脊髄液の流れに問題あり」に移行していき、7回目の検査で全て陰性となりました。
症状は右足の痺れに関しては3回目で出なくなり、腰の痛みは6回目で無くなったとのことです。
しかし、腰痛の自覚症状としては無くなったものの、腰椎の5番の触診ではヘルニア特有の痛みが残ります。これは腰椎は不安定ながらも安定している状態なので腰痛としては出ていないということです。強いショックなど何かの拍子に再発する可能性は残っています。
Oさんにはその後も月に一回はメンテナンスで通院いただき、その度に腰椎5番の調整を行っています。今年に入りゴルフも再開され最初は怖々だったものの、あっという間に以前のペースに戻ったようですが、今の所、腰椎は安定しており、かつ痛み自体もかなり少なくなってきています。もう少し時間はかかるかもしれませんが、ヘルニアの部分を完全に安定させることが出来るのではないかと考えています。